ドリーム中央からのお知らせや活動内容をお伝えします!!
みなさん、こんにちは
今回は先日開催された社内研修の様子についてお伝えしていきます
1月18日(土)に「札幌市自閉症・発達障がい支援センターおがる」の西尾大輔さんを講師にお迎えし、事例発表会を行いました。
具体的な支援はやってみないとわからないことも多く、支援の引き出しは多い方が当然いい
という事で、グループ内の事業所が現在行っている支援や工夫をそれぞれ発表し、アドバイスや助言を頂きながら情報共有をしました。
どの事業所からもアセスメント・スモールステップ・視覚支援などを取り入れながらお子さんたちと向き合っている様子が伝わってきました。
講師の西尾さんからは、支援の組み立て・見直しを行うにあたり大切な視点を「4つのボックス」として教えて頂きました。
まずは【アセスメント】です。
例えば望ましくない行動が見られる時、なかなか改善が見られない時・・・アセスメントが大変重要になってきます。
なぜその行動が起きているのか?望ましい行動はその子にとって無理なく出来ることなのか?上手くいっている時の状況は?
…と行動の背景を見ていく事で、具体的な支援が必要な部分や改善点が見えてきます。
次に【具体的ゴールプラン】
漠然とした目標や遠すぎるゴールは、不安になったり現在地が分からなくなってしまうことってありませんか?
最終目標に向かってクリアしていくステップを細かく設け、一つ一つにゴールを作る事。
それによって、今何をするのかが明確になり、「クリアできた!」という達成感にも繋がっていきますよね!
3つ目は【介入方法の決定】
課題に取り組む時は、無理なく出来ることから少しずつ!
例えば、支援に有効とされている視覚支援でも、指示のみを目的とし「嫌だけどやるしかない…」となってしまっては意味がありませんよね。
本人が見て、達成出来て嬉しい・楽しいと思えるものから取り入れ少しずつステップアップしていく事が大切だと教えて頂きました。
最後は【モチベーション】
これは大人も子どもも同じではないでしょうか?
「嬉しい」「楽しい」が得られる行動は前向きな気持ちで取り組む事が出来ますよね!!
1人1人の好きな物・活動・言葉などたくさんの「好き」を知り、支援に組み込んでいく事が大切とのことでした。
今回の研修では、各事業所の事例をもとに様々なアドバイスをいただいたので、より具体的な支援の方法についてを学ぶことが出来ました。
今後もグループ内で情報共有をし、より良い療育を目指していきたいと思います